はじめての育児でも安心!赤ちゃんとの接し方の基本と心がけ

赤ちゃんにとって「安心感」が何より大切

赤ちゃんにとって「安心感」が何より大切

生まれてすぐの赤ちゃんにとって、何よりも大切なのは「安心できる環境」に身を置くことです。
赤ちゃんはまだ言葉を話すことができませんが、五感をフルに使って周囲の世界を感じ取っています。ママやパパの声のトーン、抱っこされたときのぬくもり、顔の表情、においなど、あらゆる情報から「ここは安全かな?」「大丈夫かな?」と判断しているのです。

たとえば、赤ちゃんが泣いているときに、そっと抱きしめて「大丈夫だよ」「そばにいるよ」と落ち着いた声で話しかけるだけで、気持ちがすっと落ち着くことがあります。
これは、赤ちゃんがママやパパの存在を「自分を守ってくれる存在」「安心できる存在」として認識しているからです。

安心感が十分に満たされていると、赤ちゃんは自然と眠りやすくなり、授乳のリズムも安定しやすくなります。反対に、周囲が騒がしかったり、大人が常に慌ただしく動いていたりすると、不安を感じてぐずったり、なかなか寝つけなかったりすることもあります。

赤ちゃんとの接し方の基本は、「何かを教えること」ではありません。
まずは安心してもらうこと。これがすべての土台になります。
言葉で理解させようとする前に、そっとそばにいて、落ち着いた空気で包み込むように接してあげることが、赤ちゃんの心と体の発達につながっていきます。

声かけやアイコンタクトの大切さ

赤ちゃんは、耳で音を聞き、目で人の表情を見ることで、少しずつコミュニケーションの基礎を学んでいきます。
そのため、赤ちゃんと接するときには「目を見て話しかけること(アイコンタクト)」がとても大切です。

おむつ替えや授乳、着替えなど、毎日の何気ないお世話の時間は、赤ちゃんと自然に向き合える大切なコミュニケーションのチャンスです。
「気持ちいいね」「いっぱい飲めてえらいね」と、やさしく声をかけてあげてください。
このとき、言葉の内容そのものよりも、声のトーンや表情のほうが重要です。赤ちゃんは言葉の意味はわからなくても、「安心している」「うれしい」という気持ちはしっかり受け取っています。

また、泣いているときやぐずっているときも、無理に明るくあやす必要はありません。
大人が落ち着いた声で「どうしたの?」「つらかったね」と声をかけるだけで、赤ちゃんの呼吸が整い、少しずつ落ち着いてくることもあります。

ポイント

声かけは“気持ちを届ける手段”として意識しましょう

  • 目を見て話す
  • やさしいトーンで伝える
  • 赤ちゃんが笑ったら一緒に笑う

こうした小さなやり取りの積み重ねが、赤ちゃんの「人と関わる力」を育てていきます。

赤ちゃんの気持ちをくみ取るポイント

赤ちゃんは、自分の気持ちを言葉で伝えることができません。その代わりに、体の動き、泣き方、表情といった「サイン」で気持ちを表現しています。
これに気づいてあげることが、赤ちゃんとの信頼関係を築く第一歩になります。

一見同じように見える「泣き」でも、実は理由はさまざまです。
お腹がすいた、眠い、遊びたい、不快、安心したい――。
泣き声の強さやリズム、表情の違いを見ているうちに、「これは眠たいときの泣き方だな」「これは甘えたいサインかな」と、少しずつ分かるようになってきます。

以下は、よく見られる赤ちゃんのサインと、その意味をまとめたものです。

赤ちゃんの気持ちを読み取るためのサイン表

赤ちゃんのサイン考えられる気持ち・状態
手足をバタバタ動かす楽しい・興奮している・遊びたい
目をそらす、顔を背ける疲れた・刺激が強すぎる・休みたい
口元を指しゃぶりする、手を口に持っていくお腹がすいた・不安・落ち着きたい
顔をしかめる、小さく泣き始める不快・眠い・何かが嫌だ
じっと見つめる興味がある・集中している

こうしたサインを受け止め、「今は休みたいんだね」「楽しいね」と共感してあげることで、赤ちゃんは「わかってもらえた」と感じ、より安心できるようになります。

正解は一つではありません。
大切なのは、「赤ちゃんが今、どう感じているか」に目を向けることです。
日々の積み重ねの中で、赤ちゃんとの“言葉のない会話”は、少しずつ育っていきます。

月齢別の赤ちゃんへの接し方のコツ

赤ちゃんの成長はとても早く、月齢によって反応やできることが大きく変わっていきます。
月齢に合った接し方を知っておくことで、赤ちゃんとの時間がより安心で、楽しいものになります。

ここでは、新生児から1歳頃までの特徴と、それぞれの時期に大切な関わり方をご紹介します。

新生児(〜生後1か月)の接し方:やさしく見守ることが基本

生まれたばかりの赤ちゃんにとって、外の世界は刺激だらけです。
光、音、温度、におい――すべてが初めての体験で、驚きと緊張の連続です。

視力はまだ弱く、ぼんやりとしか見えていませんが、ママやパパの声やぬくもりにはしっかり反応します。

接し方のポイント

  • 目が合わなくても問題ありません。顔を近づけ、やさしく声をかけましょう
  • スキンシップを大切にし、抱っこで安心感を伝えます
  • 理由がわからなくても、泣いたらまず抱っこで受け止めましょう

この時期は「刺激」よりも「安心」。
赤ちゃんのペースに寄り添いながら、ゆったり過ごすことが何より大切です。

接し方のポイント

目が合わなくても大丈夫。ゆっくり顔を近づけ、やさしく声をかけてあげましょう。

肌と肌のふれあい(スキンシップ)を大切に。赤ちゃんは肌のぬくもりで安心します。

泣いたら、まずはそっと抱っこ。理由がわからなくても、抱きしめられるだけで安心することがあります。

新生児期の赤ちゃんの接し方は、「見守る」ことが中心です。無理に刺激を与えようとせず、赤ちゃんのペースに寄り添いながら少しずつ慣れていきましょう。

生後2〜3か月:表情の変化を楽しもう

この頃になると、赤ちゃんの表情が豊かになり、ママやパパの顔をじっと見つめたり、笑顔を見せたりするようになります。
これは「社会的微笑」と呼ばれ、人との関わりが始まったサインです。

接し方のポイント
  • 目を見ながら「○○ちゃん、おはよう〜」と声をかけましょう。
  • あやすときは顔の近くで笑顔を見せながら。赤ちゃんはとてもよく見ています。
  • 手足の動きが活発になるので、安全に動けるスペースを作ってあげましょう。

この時期の赤ちゃんの接し方は、「やさしくリアクションを返す」ことがカギです。赤ちゃんが笑ったらママも笑い返し、声を出したら「お話ししてくれてありがとうね」と返してみましょう。

生後4〜6か月:遊びを通してコミュニケーションを

首がすわり、寝返りができるようになってくると、赤ちゃんの行動範囲がグッと広がります。色のはっきりしたおもちゃや音の鳴るものに興味津々になり、手をのばしてつかもうとする姿も見られます。

この時期から「遊びながら学ぶ」ことが増えてくるので、遊びの時間がとても大切になります。

接し方のポイント:

音の鳴るおもちゃやぬいぐるみで一緒に遊びましょう。

「いないいないばあ」など、簡単な遊びでたくさん笑顔に。

赤ちゃんの反応を見ながら、ゆっくり動いて声をかけてあげましょう

赤ちゃんの接し方として、遊びは「言葉にならない会話」のようなものです。たとえば、ガラガラを振ってみせて「リンリンって音がするね」と言ってあげると、赤ちゃんはその言葉と音を少しずつ結びつけていきます。

生後7か月〜1歳:好奇心を育む関わり方を

この時期の赤ちゃんは、ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩きなど、体の発達が目覚ましく進みます。それと同時に、「これはなに?」「触ってみたい!」「動かしてみたい!」という好奇心がどんどん膨らんでいきます。

言葉はまだ話せなくても、指をさして「見て!」というサインを出したり、声を出して興味を伝えようとするようになります。

接し方のポイント:

赤ちゃんの指差しや声に応じて、「あれはワンワンだね」など説明をしてあげましょう。

「ダメ!」より「こっちのほうがいいよ」と優しく教えるのがコツ。

危ないものは手の届かない場所に片づけて、安全な遊び場を用意しましょう。

この時期は「しつけ」を始める時期でもありますが、赤ちゃんにとっては“まだわからない”ことがたくさん。大人が根気強く、やさしく、何度でも教えてあげることが大切です。

年少〜年長(3歳〜6歳):心と考える力を育てる関わり方を

3歳頃になると、子どもは身体的な成長だけでなく、心や考える力(認知・非認知能力)が大きく発達していきます。
言葉で自分の気持ちを伝えられるようになり、「どうして?」「なんで?」といった疑問をたくさん口にする時期です。

接し方のポイント:

子どもの言葉や行動の「理由」に耳を傾けましょう

否定から入らず、選択肢を示す声かけを意識しましょう

成果よりも過程を認めてあげましょう

その一方で、感情のコントロールはまだ発達途中。思い通りにいかないと泣いたり、怒ったり、気持ちが爆発してしまうことも少なくありません。

この時期の関わり方で大切なのは、「正しくさせること」よりも「気持ちを受け止めること」です。

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